これまでの記事で
子どもの腸内細菌の多様性が決まるのは3歳までとご説明しました。
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それでは、3歳を過ぎてからはどうすればいいのか。
3歳以降の子どもの腸内環境を整えるためのポイントをご紹介していきます。
腸内細菌の多様性は変わらないが、菌を増やすことはできる!
腸内細菌の種類(多様性)やバランスは3歳までに決まってしまいます。
残念ながらそれ以降は変わらないそうです。
3歳を過ぎると、外から新しい菌がやってきても、ほとんどは前から住んでいる菌たちが追い出して定住できないのです。
そう聞くと
「うちの子はもう3歳を過ぎている。これまで腸内細菌を増やす生活ができたか自信がない」
という方もいるかもしれません。
でも、肩を落とす必要はありません。
菌の「種類」を少なくても、菌の「数」を増やすことはこれからもできます。
少しでも体に良い菌を増やす努力をしましょう。
腸内環境を整えようとヨーグルトを食べている方は多いのではないでしょうか。
しかし、ヨーグルトに含まれる菌も、新しい菌であれば3歳以降はほぼ定住できません。
ただし、定住できなくとも毎日食べて腸に届け届けることで腸で仕事してもらうことは可能です。
腸内を酸性にして酸に弱い悪玉菌が増えるのを防いだり、すでに定住している善玉菌のエサとなり、善玉菌が増えるのを助けてくれます。
ところで、ヨーグルトなどにも相性があります。
相性がいいヨーグルトを探すより、腸内環境を豊かにするための簡単な方法があります。
それは腸にすでに定住している乳酸菌を増やし、元気にしてあげることです。
乳酸菌などの善玉菌は食生活によって、増えたり減ったりします。
オリゴ糖や食物繊維など善玉菌のエサになるものをたくさん取ることで確実に善玉菌の数を増やすことはできるのです。
副交感神経が優位になる生活をすることでも、善玉菌は増えます。
そのためには三食きちんと食べて、生活リズムを作ること。
十分な睡眠を取ること。
適度に運動することが大切です。
もちろん子育てをしていたら、子どもが食べない、寝ないなど大変なことも多々あると思います。
できる範囲で無理せず生活に取り入れて行ってみてください。