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1~2歳の子どものお母さん必見!我が子が健康ですくすく育つための行動とは?

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我が子が幸せに成長してくれるには何をしてあげたらいいんだろう。

 

そのひとつは、健康ですくすく育つ準備ではないでしょうか。

アレルギーや風邪になりにくくなるためには、よい腸内環境が必要です。

我が子にできる最高のプレゼント!! 子どもの幸せは腸が7割。

 

実は腸内環境とは3歳までに決まり、一度決まるとそれが一生ものになります。

よい腸内環境とは腸内細菌の種類が豊富であることです。

そのために大事なのは3歳までにたくさんの種類の菌を体に取り込み、住み着いてもらうことです。

 

この記事では、子供の腸内環境を豊かにして幸せな人生を送るために

ふだん気を付けることをお伝えしていきます。

 

外遊びはできるだけしたほうがいい?

1~2歳では

保育園、お父さんお母さんと公園にいき、土遊びを楽しむころですよね。

 

そんな時、土をさわった手を口にいれないかヒヤヒヤすることはないでしょうか?

実は、これ悪いことではないんです!

子どもは土の上で遊び、土壌菌などさまざま菌を体に取り込んでいるのです。

そうすることで、生きるために必要な腸内環境を形成していきます。

 

最近では、公園の砂場は菌がいっぱいだからと「抗菌砂」を使って遊ばせる人もいるようです。

土や砂には人体に入るとよくない菌も確かにあります。

いちばん怖いのは破傷風でしょう。

しかし、破傷風は予防接種で防ぐことができます。

一方で土壌には子供の免疫に役立つ菌がたくさんいます。

そういう菌にまったくふれさせないで育つと腸内細菌が弱くなってしまいます。

 

日本小児アレルギー学会によると

「屋内の遊びが多くなった」

「友達同士の遊びが少なくなった」

と答えた人のうち、40%前後のこどもがアレルギーになっているそうです。

 

子どもは外で遊ぶことで、土壌菌や様々な菌を手に入れます。

また、自然と触れ合うことで、かんせいが豊かになり脳の発達にも好影響があります。

 

ですので、子育ては自然に任せるのいいことなのです。

 

感染症対策で、消毒しすぎるのはよくない?

昔から「風邪をよくひく子は、大人になって丈夫になる」と言われますよね。

これは一理あります。

病原体になんども感染することで、自然免疫が発達するからです。

 

自然免疫を担当する免疫の細胞は、常に体中をパトロールしています。

そして、ウィルスなどの異物を見つければ即座に退治。

これを繰り返してくれています。

そうして、日常的に実践を繰り返すことで、いざ強い病原体が侵入してきたときにも対応できるようになります。

 

保育園など、集団保育の場に行くようになると

子どもは次々に病気をもらってくることもあるでしょう。

しかし、次第に体が丈夫になり、最初の頃のように頻繁にもらってくることはなくなります。

これも自然免疫のおかげです。

 

ところが最近は新型コロナの流行で

手の消毒や空間除菌の製品で殺菌消毒する機会が格段に増えたのではないでしょうか。

 

このような製品を使いすぎると

自然免疫の「練習試合」の機会を奪ってしまうことになります。

なので消毒のしすぎは禁物です。

 

大人と同じようなものがたべられるのは何歳から?

大人と違って、まだ免疫システムや消化器官などが未熟な子どもは食べ物も注意が必要です。

 

そばやナッツ類など、強いアレルギーを起こしやすい食材は3歳までは避けた方がいいと言われています。

では、お刺身などはどうでしょうか。

 

私たちが食べるものは、菌などの微生物にとっても、おいしい食べ物です。

空気中やまな板、手や指などにいる目に見えない微生物

それが食べ物につくのを完全には防げません。

問題は、この微生物の中には、食中毒の原因になる菌もいることです。

ただ、加熱することで菌や寄生虫は死滅しますが

大人と違って、まだ免疫システムなどが未熟な子どもは食中毒になると重症化してしまう危険があります。

なので、生魚はNGです。

 

また生卵も注意が必要です。

生卵にはサルモネラ菌がついており食中毒が発生しやすく、アレルギーが出やすい食材です。

サルモネラ菌は加熱することで死滅するので、3歳になるまでは十分加熱して与えるようにした方がいいようです。

 

また辛い物や刺激のあるたべものもおなかの粘膜が傷つき、咳を出したりします。

これらの食べ物は3歳になってからすこしづつ与えてみましょう。

 

おやつは、どのくらいまで与えていい?

かわいい孫に、おばあちゃんがおやつをついついあげすぎる

なんてことはないでしょうか?

 

子どもが成長して活動量が増えていきます。

おやつはエネルギー補給としてあげることになります。

だいたい生後9ヶ月ごろからおやつを与えはじめることが多いようです。

 

しかし、小さい子どもの「おやつ」と私たち大人にとってのおやつは少し意味が違います。

 

私たちは「お腹がすいたから」という理由だけでなく

「何か甘いものが食べたい」

「ストレスを発散したい」と理由でも、よくおやつを食べますよね。

 

それは脳が糖質を欲しているからです。

糖質は食べるとすぐに脳のエネルギーになりやすい。

だから脳は少し疲れると「糖質を食べろ」と指令を出します。

脳は体に悪いとわかっていても、誘惑に負けてしまいます。

そのため、ダラダラ食べ続けてしまうこともありますよね。

さらに、おやつなどの糖質、脂肪分が「おいしい」という情報は、幸福感を与えます。

そのため、不安やイライラ、緊張などを和らげてくれます。

だから、もっと食べたいと思ってしまうのです。

 

一方、腸ではこの脳の暴走をコントロールしてくれる役割があります。

腸では、病原菌や有害物質は下痢や嘔吐を起こして排除しようとします。

食べ過ぎれば下痢を起こして余分な栄養分を流してくれます。

 

糖類はエネルギーになる大切な栄養素です。

しかし、お菓子に含まれるブドウ糖などは腸内細菌のエサにはなりません。

小さい頃からお菓子を習慣的に食べてしまうと腸内細菌が弱くなってしまいます。

その結果、肥満などやアレルギーになりやすい体になってしまいます。

 

小さい子どもにとってのおやつは、脳が誘惑に負けて食べるものではなく、食事の間のエネルギー補給です。

砂糖たっぷりのもの、塩がきいてるもの、油で揚げたものは向きません。

それよりも、おにぎりやサツマイモ、バナナなど加工されていないものを選ぶようにしましょう。

 

 

毎日毎日食べさせた方がいいのはどんなもの?

生後1歳半から3歳くらいにかけて、子ども腸内環境はどんどん安定してくるようです。

腸内細菌の数や種類も増えてきます。

 

子どもの腸内環境をよくして、病気にかかりにくくするためには、腸内細菌のエサになるものを取りましょう。

野菜、豆類、穀物、海藻、発酵食品を積極的にとることがおすすめです。

 

中でも菌は、食物繊維が大好物です。

食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があります。

 

水溶性の食物繊維は、大麦や昆布、わかめ、ひじき、里芋、リンゴなどに多く含まれていて、ビフィズス菌など善玉菌のエサになります。

 

一方で不溶性食物繊維は、玄米やキャベツ、レタス、サツマイモ、大豆など多く含まれていて便の量を増やしてくれます。

 

健康のためには、不溶性と水溶性の食物繊維を上手に取ることがおすすめです。

 

また、納豆やヨーグルト、糠漬け、味噌、チーズなどの発酵食品もぜひ、毎日の食事に取り入れてみてください。

発酵食品の発酵に関わった善玉菌が腸で活躍してくれます。

 

子どもの腸内を豊かにするために

子どもの腸内環境は3歳までに決まります。

一度決まると腸内細菌の構成は一生続きます。

良い、環境というのは腸内細菌の多様性に満ちた状態です。

大事なのは、3歳までに少しでもたくさんの種類の菌に触れて、腸に住みついてもらうことです。

 

そのためには

お母さんやお父さん、家族の菌を受け継がせるためにスキンシップを積極的に行うこと。

祖父母や親戚、近所の方やお友達と交流する機会を作るのも大切です。

感染症予防のために手洗いは必要です。

でも、アルコール消毒や抗菌入りの石鹸での手洗いはせっかくの菌を渡すチャンスでもあります。

濫用は避けたいです。

無理のない範囲で外にも積極的に連れ出して、土の上で遊ばせ、多くの土壌菌と触れ合う機会を作りましょう。

安全に注意しながら、動物との触れ合いも良いのです。

 

もちろん食べ物によっても腸内細菌は増やせます。

発酵食品などから生きて腸内で活躍する菌を取り入れること。

生きている菌は、免疫力を高めたり、発がん性物質を無害化する効果があると言われています。

これらの菌は死んでも腸内細菌のエサになります。

 

また、腸内細菌のエサとして取り入れる食物繊維やオリゴ糖をとるのも大事です。

 

生きている菌と腸内細菌のエサとなるものを一緒に取ると、いっそうの効果が期待できます。

 

こういった食事を意識して、とってみましょう。

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