電卓の使い方
座標計算 入門の前に読むページです。この本の押し方は Canon F-789SG で書いています。使うキーの場所、最初の設定、点の入れ方、メモリの決まり、電卓の表の読み方をまとめました。
もくじ ↑使うキー
Canon F-789SG。赤い番号は下の表のキー。青い丸は X・Y・Z(M)のメモリのキー。数字キーの横の手書き(G〜P)は、点の名前とメモリの対応のメモ
| 番号 | キー | 使い方 |
|---|---|---|
| 1 | Shift | キーの上に茶色で書いてある機能を使う(例:Shift RCL で STO) |
| 2 | Apps | Arg(アーギュメント)(向き)・Real(リアル)・Imag(イマジナリー)・Conjg(コンジュゲート)(面積)などを出す。押したあと番号を選ぶ |
| 3 | MODE | 最初の設定(複素数モード・角度の単位) |
| 4 | ◀ ▶ | 式の中でカーソルを動かす(打ち間違いを直す) |
| 5 | ∫ | ∠(かく)(かく)を打つ(複素数モードでは、このキーだけで ∠ が出る)。「距離 ∠ 向き」で、その向きにその距離だけ進む矢印を作る |
| 6 | ENG | i(アイ)を打つ(このキーだけで i が出る)。座標の Y の方の目印 |
| 7 | √(ルート) | ルート |
| 8 | x² | 2 乗 |
| 9 | (−) | マイナスの数を打つ(引き算の − とは別のキー) |
| 10 | °′″ | 度・分・秒を打つ。答えのあとに押すと度分秒に直す |
| 11 | sin cos tan | 三角比 |
| 12 | RCL(上に STO) | Shift RCL(STO)でメモリにしまう。RCL で式の中にメモリを呼ぶ |
| 13 | Abs(アブソリュート) | 長さ(距離) |
| 14 | ( ) | かっこ |
| 15 | DEL | 1 文字消す |
| 16 | CA | 全部消す |
| 17 | Ans(アンサー) | さっきの答え |
| 18 | = | 計算する |
小さく書いてある機能は、上に茶色で書いてあるものは Shift を押してからそのキーを押します。
もくじ ↑最初の設定(1 回だけ)
| 押すキー | 何のため |
|---|---|
| MODE 2 | 「複素数モード」にする(画面の上に CPLX と出る) |
| Shift MODE 3 | 角度の単位を「度」にする(画面の上に D と出る) |
もくじ ↑点の入れ方
土地の点には、X と Y の 2 つの数(座標)があります。この電卓では、その 2 つをくっつけて 1 つの数として入れます。
点 A(X = 80、Y = 60) → 80 + 60i
図0 点 A(X=80、Y=60)は、電卓では 80 + 60i と 1 つの数で入れる
i は「ここが Y ですよ」という目印だと思ってください。i の付いていない方が X、i の付いている方が Y です。これを数学では「複素数」と呼びますが、高校で習っていなくても大丈夫です。この本では、点を 1 つの数で持つための入れ物としてだけ使います。
| 呼び名 | 意味 | 80 + 60i なら |
|---|---|---|
| 実部(じつぶ) | i の付いていない方 = X | 80 |
| 虚部(きょぶ) | i の付いている方 = Y | 60 |
もくじ ↑メモリの決まり
メモリは、数を入れておく箱です。A〜F・X・Y・M と、数字の 0〜9 の 19 個あります。点の座標を点の名前のまましまうと、どれに何を入れたか迷いません。
| 押すキー | 画面 | 意味 |
|---|---|---|
| 80 + 60 ENG Shift RCL A | 80+60i→A | 点 A の座標を、メモリ A にしまう |
| RCL A | A | 式の中で、メモリ A を使う |
| 117.32 + 110 ENG Shift RCL 0 | 117.32+110i→0 | 点 P の座標を、メモリ 0 にしまう |
| RCL 0 | 0 | 式の中で、メモリ 0(P)を使う。画面では 0 に下線が付く |
点とメモリの対応
- 点 A〜F → メモリ A〜F
- 点 G〜P → 数字のメモリ 1〜9・0(P = 0)。数字キーの横に G〜P と書いておくと迷わない(上の写真)
- X・Y は交点の公式で「傾き + i」をしまうのに使う(点 X・Y はほとんど出ない)
- Z のメモリはこの電卓に無い。M+ キーの横に「Z」と書き込んで、メモリ M を Z として使う(上の写真の M+ の右上の手書き)
- Q・R・S が出たときは、その問題で空いている 9・8・7 を使う(Q = 9 など)
しまうとき(Shift RCL のあと)も、呼ぶとき(RCL のあと)も、押すのはその文字が右上に書いてあるキーです。
文字のメモリ(RCL のあとに押すキー)
- A → (−)
- B → °′″
- C → hyp
- D → sin
- E → cos
- F → tan
- X → )
- Y → F↔D
- M → M+
X・Y・Z の場所X は )、Y は F↔D の右上に小さく書いてあります(写真の青い丸)。Z のメモリは無いので、M(M+ の右上)を Z として使います。M のままだと、数字の 7(点 M)と紛らわしいので、M+ の横に「Z」と書いておきます。
| 押すキー | 画面 | 意味 |
|---|---|---|
| 0.5 + ENG Shift RCL X | 0.5+i→X | 交点の公式の「傾き + i」を、メモリ X にしまう(押すのは )) |
| RCL X | X | 式の中で、メモリ X を使う |
| Shift RCL M | …→M | メモリ M(Z)にしまう(押すのは M+) |
数字のメモリ(点 G〜P)
- G → 1
- H → 2
- I → 3
- J → 4
- K → 5
- L → 6
- M → 7
- N → 8
- O → 9
- P → 0
もくじ ↑電卓の表の読み方
表の見方式を打つと、画面の上の行に式が出ます。= を押すと下の行に答えが出て、式は上の行にそのまま残ります。表では、この「式」と「答え」を 2 行に分けて書いています。「画面」の欄は、その時点で電卓に見えているものです。式のいちばん最後の ) は打たなくても同じ答えになります(表では、式の形を分かりやすくするために書いています)。答えが出たら、上の行の式が思ったとおりかも見る癖をつけてください。
最後の桁のずれ計算が何段も続くと、表の数の最後の 2〜3 桁が、自分の電卓とずれることがあります(この表はパソコンで計算していて、電卓の中で持っている桁数とちがうため)。小数第 4 位くらいまで合っていれば、打ち方は合っています。答え(小数第 2 位)は変わりません。
打ち間違えたとき
- 式は、= を押す前でも後でも、◀ ▶ でカーソルを動かして直せます。直したら、もう一度 =。最初から打ち直す必要はありません。
- この本の表の「画面」の数字と、自分の電卓の数字を 1 行ずつ比べてください。合っている行までは正しく、最初にずれた行に打ち間違いがあります。
準備ができたら、座標計算 入門へ進んでください。