お知り合いとの会話の中で
糖尿病や生活習慣病の話題になることが増えたのではないでしょうか。
厚生労働省のデータによると
(2019年「国民健康・栄養調査」結果の概要)
成人男性では5人に1人
成人女性では10人に1人
が糖尿病を強く疑われています。
その数値は50代男性(6.1%)になると
40代男性のなんと約3倍(17.8%)にも急増します。
食べすぎや運動不足
長年の生活習慣による肥満
加齢によるインスリン分泌の減少
などが要因で
年を重ねるほど有病率高くなっているそうです。
この記事では
腸内環境と糖尿病がどう関係しているのか
をご紹介します。
是非、食生活や生活習慣を見直すきっかけにしてください!
腸内のバランス崩れは慢性的な炎症を招く!
近年の研究によると
糖尿病(Ⅱ型)の一因として
カロリーの取りすぎ、運動不足に加えて
腸内環境の乱れ
が関わっていることがわかってきました。
というもの
個々人の腸内細菌を丸ごと調べる技術の進歩で
健康時と病気の時の腸内細菌の違いを様々な角度で分析できるようになったためです。
糖尿病患者と健康な人では腸内細菌の種類、数が減少し、次の違いが指摘されます。
- 腸内の細菌群のバランスが偏っている
- 体のエネルギー調整に関わる短鎖脂肪酸が少ない
- 腸官が慢性的な炎症を起こし、インスリンが効きにくい
短鎖脂肪酸は、脂肪蓄積を抑えたり、基礎代謝を上げたりと肥満抑制
また、膵臓(すいぞう)でのインスリン分泌や免疫細胞の活性化などに関わることが判明してきました。
このように
腸内環境のバランスが乱れ
腸内の悪玉菌が血中に入り込みます。
そして、体内での炎症を引き起こし
血糖値を下げるインスリンの分櫃量が低下することがわかりました。
ですので
腸内環境のバランスを保つことが
糖尿病(Ⅱ型)の予防、改善につながります。
腸内環境は
食生活、運動することに気を付けるだけでも
よくすることができます。
是非、日常でできることから初めてみてください!