最近、仕事などのストレスで肌も身体も調子がよくない。
スキンケアもちゃんとしてるのに、ニキビ、肌荒れがよくならない。
その原因、もしかすると「腸」かもしれません。
肌の調子を整えようと思うと
化粧水などに目がいきがちですよね。
でも、肌トラブルは腸内環境と”ふか~い”関係があるんです。
目次
腸と肌トラブルとの関係って?
腸は、食べものから栄養を吸収すると同時に、有害なものをブロックする働きがあります。
そして消化できなかったものは排出します。
しかしそれだけではありません!
腸内にいる細菌はビタミンや葉酸など肌の代謝を進めるのに必要な栄養素を作り出します。
健康な腸内だと善玉菌が優勢ですが、悪玉菌が多くなると便秘がちに。
そうするとビタミンを合成する能力も低下します。
また便秘により腸内で食べ物が腐敗すると、有害物質が生じます。
それが腸から吸収されて血管を通って肌にまで到達。
肌トラブルを引き起こします。
このように、肌と腸は表裏一体です。
また、腸と脳にも深い関係があります。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニン
やる気の源となるドーパミン
これらも腸内でつくられています。
このセロトニンやドーパミンといった脳内伝達物質は、自律神経のバランスを整え、肌のダメージ回復に関わります。
このように、腸と肌と密接に関わっていて
腸内環境を整えることは肌にとってメリットがたくさんあります。
お肌のためにも腸内環境を整える食生活や習慣を心がけることが大切です。
美肌のための理想的な腸内環境とは?
便秘になりにくく肌をきれいに保つためにはどのような状態がいいのか。
それは、善玉菌が優位な状態です。
腸内には多くの細菌が住んでおり、それらは善玉菌、悪玉菌、日和見菌(良くも悪くもない菌)に分類されます。
美肌のためには、悪玉菌の増加を抑えて善玉菌が優位であることが必要です。
それでは腸内環境を善玉菌優位にする4つの方法をお伝えします。
質の良い睡眠を取ろう!
腸は副交感神経が優位な時に活発になると言われています。
つまり、ぐっすりと眠っているとき。
ですので腸の働きを活発になるのは、質の良い睡眠をとっているときです。
しかし、寝るのが遅くなり睡眠不足が続くと腸の働きが鈍くなります。
腸のぜん動運動が低下して便秘を起こし、肌荒れの原因になります。
美肌のためには質の良い睡眠を心がけて、腸の働きを活発にすることが大切です。
おすすめケア
- 就寝3時間前に夜ご飯を食べ終わる
- 寝る前のアルコールやカフェイン摂取は控える
- 寝る前のスマホやパソコンの画面をみないようにする
適度な運動をしよう!
運動不足が続くと腸への刺激が少なくなり、腸の働きが低下します。
そうすると悪玉菌が増えやすく、肌荒れを引き起こす原因になります。
ですので、無理なく続けられる軽い運動やお腹のマッサージから取り入れましょう。
ウォーキングやスクワット、腹筋などお腹周りを刺激する運動をできるだけ毎日することがおすすめです。
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水分を取りましょう!
便の8割は水分です。
水分不足になると便が硬くなり、便秘になりやすい身体になってしまいます。
そうすると先ほどもお伝えした通り善玉菌が増えにくなりますので水分は意識しましょう!
1日あたりの理想的な摂取量は2Lを目安にすると良いようです。
次の項目に当てはまる方は要注意です。
- 口の中がネバネバする、もしくは乾きやすい
- 便秘、下痢傾向である
- むくみやすい
- 肌が乾燥して荒れる
意外かもしれませんが、水分不足が原因でむくみ場合があります。
体が自然に体内にある水分をためこもうとするために起こります。
水分摂取は、生活のなかでいつ取るか決めておくのもおすすめです。
例えば、朝起きたらコップ1杯、お風呂上がりにコップ1杯など継続できるところから始めてみましょう!
タイミングとしては、起床時、食事前後、入浴後、就寝前、外出前後など取り入れやすいです。
腸に良い食事を取り入れよう!
腸内環境を良好にする、つまり善玉菌が優位になるためには
発酵食品である納豆や味噌、ヨーグルト、キムチ、ぬか漬けなどがおすすめです。
そして食物繊維。
食物繊維は腸内の老廃物をからめ取り、腸内の掃除をしてくれて善玉菌の発育を促します。
豆類や芋類、野菜、果物、海藻類が取るようにしましょう。
また、はちみつなどから取れるオリゴ糖もあります。
オリゴ糖はエサとなって腸内細菌を元気にしてくれます。
あなたが美肌を目指しているなら
「豆乳ヨーグルト」がおすすめです。
大豆イソフラボンも含まれるので美肌効果があることがわかっています。
これらの食事を意識して取り入れてみてください。
スナック菓子や揚げ物、肉類などの脂っこい食べ物、アルコールの取りすぎは注意です。
これらは悪玉菌の大好物です。
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